2022/10/24 16:02
かつて幕府の直轄地として栄えた日田。
九州の交通の要衝としても、多くの人や物が行き交いました。
一部の豪商は諸大名に金銭を貸し付けることもあり、それを「日田金」と呼びました。
経済的にも発展した日田は、華やかな時代の名残を今の街並みに残しています。
幕府制が崩壊したのちの日田は、
豊かな山林資源である杉やそれを利用した下駄・木工製品、
江戸時代から脈々と続き、今や民芸陶器(民陶)の代表格ともいわれる小鹿田焼、
近代では歴史ある木工の流れを汲む家具づくりで有名となりました。
盆地ならではの四季がはっきりとした気候、緑豊かな山地に囲まれた肥沃な土壌は
梨・すいか・ぶどうや、わさび、山椒、柚子などの多種多様な農産品を生み出します。
もちろん、それらの農産品を活用した加工品の種類も多数あります。
ただ、皆様もご存じのとおり、
2017年には「平成29年7月九州北部豪雨」が日田市を襲いました。
その豪雨の爪痕から立ち直ろうとした矢先の2020年には、
世界中を震撼させた「コロナ禍」が…。
このネットショップを立ち上げた2022年、
今でこそ人やモノの動きも緩やかに再開していますが、
日田市がこれまでにうけた商業的ダメージはとても大きなものです。
中には、モノづくりを諦めそうになっている生産者様もいます。
日田の歴史を受け継ぐ技術、それに支えられた商品の数々。
それらを絶やしたくないと思い、この「HITANZ(ひたんつ)」を立ち上げました。
「ひたんつ」とは、「ひたのもの」という意味。
まさしく日田のモノを皆様にご紹介し、
生産者様と消費者の方の橋渡しができればと願っています。
HITANZで取り扱う商品は、基本的にギフト向けです。
大事な方に、日頃頑張っているあなた自身に。
「モノづくりにまじめな日田」から、心を豊かにしてくれる逸品をお届けします。